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2分で読める【先生のワンポイント解説】Scratchの『ずっとブロック』って何?〜子どもがハマる基本テクニック〜
こんにちは。キッズプログラミング教室・芽育の講師吉金です。今日は、お子さまがScratch(スクラッチ)で最初につまずきやすいけれど、とても大事なブロック、「ずっと」ブロックの使い方について、親御さん向けにわかりやすくご紹介します。
「ずっと」ブロックってなに?
Scratchの「ずっと」ブロックは、ある動作をプログラムが止まるまで繰り返し続ける命令です。
たとえば「ずっと歩き続ける」「ずっと音楽を鳴らす」「ずっと敵を動かす」など、キャラクターに“継続的な動作”をさせたいときに使います。
実際のブロックはこのような見た目です:

よくある使用例①:キャラクターをずっと動かす
例えば、ネコ(スプライト)をずっと右に歩かせたいときは、以下のようなブロックを組みます。
イベント → 「旗が押されたとき」 制御 → 「ずっと」 └ 動き → 「10歩動かす」
このように組むと、スタート(緑の旗)を押すとネコがずっと右に動き続けます。子どもたちはこの動きを見て、「ゲームみたい!」と目を輝かせるんです。
よくある使用例②:BGMや音をループさせる
「ずっと」ブロックは、音楽や効果音をループ再生させるときにも使えます。
イベント → 「旗が押されたとき」 制御 → 「ずっと」 └ 音 → 「〇〇の音を鳴らす」
Scratchでは音や効果音も簡単に扱えるので、自作ゲームにBGMを入れるのも子どもに人気です。
「ずっと」ブロックを使うときの注意点
- 他の命令を入れるときは「ずっと」ブロックの中に入れ忘れないように注意
- 複数の「ずっと」を使う場合は、処理が重くならないように注意
- 「もし〇〇なら」や「待つ」ブロックと組み合わせると、より複雑な動作が作れる
子どもたちの反応と成長のポイント
教室では、Scratchを始めたばかりのお子さんでも、「ずっと」ブロックを使えるようになると、自分でキャラクターを動かすゲームやアニメをどんどん作れるようになります。
「ボタンを押したら音が出続ける」「敵がずっと追いかけてくる」といったアイデアを、自分の力でカタチにできることが、お子さんの創造力や自信につながります。
まとめ:Scratchの「ずっと」は子どもたちの創造を支える魔法のブロック
「ずっと」ブロックは、Scratchの中でも特に多く使われる基本ブロックの一つです。お子さんがScratchに触れたときは、ぜひこのブロックの役割を一緒に確認してあげてください。
「ずっとブロック」は、子どもの“作りたい!”を支えてくれる、最初の大きなステップです。
教室では、こうしたScratchの基礎ブロックを組み合わせた作品作りをしながら、お子さまのペースに合わせたカリキュラムを提供しています。体験レッスンなどもございますので、お気軽にご相談くださいね。